こんばんは。
夏のお墓掃除は暑さと蚊との戦いです。
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「もって……10日じゃない？」
目の前のﾆﾉがｸｽｸｽと笑いながら
まあるい小さな指を折った
1回ﾔっただけじゃ足んなくて半ば強引に
2回戦を終えたばかりのﾍﾞｯﾄﾞの上は
まだ2人の熱の余韻が色濃く残っている
「それさえ危ういかもね」
「見くびんなよ、ｵﾚがそんな我慢効かない
ﾔﾂに見えるか？え？ﾆﾉ」
「見える」
「この……っ！」
「んははっ！」
昔より薄くなったﾆﾉの腹をくすぐると
体を捩りながら手足をばたつかせた
「10日ﾔらないくらいなんでもねえわ」
「強がっちゃって……」
なんだよ、人をｻ ｶﾘ魔みたいに……
「ﾘｰﾀﾞｰには絶対無理だって」
云い切るﾆﾉの小憎らしい顔にﾑﾗﾑﾗと
闘争心が湧いてきた
「わかった」
「なにが？」
「10日我慢してやる」
覚えたてのｶﾞｷじゃあるまいしｵﾚだって
抑制力のあるいい大人なんだってﾄｺをな
お前に見せてやろうじゃねえかっ！
「それ、胸張って云うｺﾄ？」
「我慢出来たらﾆﾉ、どうする？」
「どうもしない」
「なんかくれよ、褒美みたいな」
「なんでｵﾚがｱﾝﾀの勝手に付き合って
尚且つご褒美やらなきゃなんないの？」
ｹﾁなﾔﾂ！
こうしてｵﾚの禁欲生活が始まった
最初の2日までは余裕だったんだけど
3日過ぎた辺りでﾓﾔﾓﾔし出した
またそれを面白がるﾆﾉが収録中でも
ちょっかい出してきやがる
「お前あれはない、わざとﾍﾞﾀﾍﾞﾀﾍﾞﾀﾍﾞﾀ
触ってきやがって……反則だろが！」
「ﾙｰﾙなんて決めてないじゃない」
……そうだった
「とにかく、今から触んの一切ﾅｼだから」
「で？やっぱり今日もｳﾁ来ないの？」
「禁欲だからな」
「遊びに来るくらい良いじゃない」
今ﾆﾉと2人密室に放り込まれて
手を出さない自信がｵﾚにはない
絶対出しちまう！それは自信ある
なんとか5日過ぎた……まだ半分か
「長い、長いなあ、長過ぎる」
「どうせ抜いてんでしょ？」
「抜いてない」
「そうなの？すごいね」
「だってよ、抜くとなりゃ、どうしたって
ﾆﾉのﾅﾆやらなんやら思い出す……」
ﾔﾊﾞい、考えないようしてんだから
今すぐ別のｺﾄ考えなきゃﾔﾊﾞいぞ
桃色のｹﾂの奥にある秘境丸出しの
無防備なﾆﾉの裸体だとか
なりふり構わずのたうち回る
ﾆﾉの裸体だとか
しがみついてくるﾆﾉの裸体だとか
裸体裸体裸体裸体……裸……体
くっそ！1回思い出すと止まんねえ！
「ねえ、なに考えてるか大体想像つくけど
もうやめたら？努力は認めるから」
「5日我慢したんだから、やる」
「我慢してなんか意味あるの？」
「意味なんか求めてない」
「 体に悪いだけだって、今のﾘｰﾀﾞｰ
見てたらそうとしか思えないよ」
頬を膨らませたﾆﾉは不満そうに見えた
「……お前が我慢出来ないんじゃね？」
一瞬で真っ赤になったﾆﾉは驚いた目で
ｵﾚを見つめ口をﾓｺﾞﾓｺﾞさせてる
「図星だろ？」
「ﾊﾞｶ！」
「ｵﾚが欲しいか？ん？」
「解禁した時の反動が怖いんだよ」
「おうよ、覚悟しとけ」
「えっ！や、やだ！ｵﾚ関係ないじゃん！」
「冗談だ」
半泣きのﾆﾉからのｸﾞｰﾊﾟﾝﾁを
甘んじて肩に受ける
心を無にした7日、8日が過ぎて
そして待ちに待った10日が……
「終わったあー！」
だからどうした？の誰も誉めてくれない
自己満足に過ぎないけど……やったぜ！！
「ﾆﾉ！えっちしよ」
「記録更新にﾁｬﾚﾝｼﾞしたら？」
「更新だあ？」
「あと1ヶ月どう？今度はご褒美あげるよ」
「……褒美なに？」
「なんでも、ﾘｰﾀﾞｰの欲しいのあげる」
「ﾏｼﾞか！？」
「んふふ、我慢出来たらね」
ｺｲﾂ……ｵﾚには無理だと思ってんな？
「よし、1ヶ月だな？」
ﾆﾉからの褒美があるとなると
俄然やる気が出てくるってもんだ
1ヶ月、確かに長いけど……
「やってやろうじゃねえか」
ﾒﾗﾒﾗ燃え上がる褒美に値する
不純な欲望の為に
勃 ち気味のﾓﾉを抑え込んだ
今日から1ヶ月、ｵﾚは頑張るぜ！
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ありがとうございました。
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